
倉庫作業してますか?
物流業界、倉庫関係の仕事に携わると必ず行う作業、それはピッキング作業です。
僕は物流業界に身を置いて10年以上経ちますが、今ではアルバイト(パート)の採用面接官をするようになりました(パラハラ圧迫面接大好き)
面接時に未経験者の方によく聞かれる質問、それは・・・
「倉庫内で作業する時の服装ってどうすれば良いですか?」
「持ち物はどうすれば良いですか?」
確かに倉庫作業・ピッキング作業を経験していない方にはどのような服装をしていいかわからないし、どういった持ち物を持って行っていいかわからないことでしょう。
そこで今回はビジネスキャリア検定ロジスティクススペシャリストの資格を所持する僕が、最低限揃えた方が良いよ!という服装と持ち物をご紹介したい。
倉庫作業の服装について語ってもいいよなぁ!?


さくさくっと目次
ピッキング作業とは?
ピッキング作業は倉庫の決められた棚やパレット(ロケーション)から商品を取り出す作業を指します。
カートや台車に載せながらロケーションを次々移動し、商品を集めて後々の検品・積み付け・トラックへの積み込みに繋げるための重要な作業です。
特別な技術は必要としませんが、スピーディーに正しいロケーションから正しい商品をピッキングする正確性が必要となります。
だいたい1週間~2週間もすれば作業にも慣れることでしょう。
ただ歩いて商品を取り出し集める作業ではありますが、倉庫には危険が多く潜んでいるのでそれなりの服装が必要になります。
- 人のまわりをフォークリフトがビュンビュン走る
- 重たい商品が多く落とすと危険
- 段ボールや紙で手を切る
- カッターを使う機会が多い
- 重たい台車やカートを扱う
ピッキング作業における物流の詳しい話は物流業界完全マニュアルをご参照ください。
ピッキング作業は汚れる?
よほど新しい倉庫ではない限り、はっきり言って汚れます。
築20~30年経過している倉庫も多いので、汚れても良い格好をすべきです。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の行き届いていない倉庫では、棚を指でスーっと触れただけで真っ黒になることもあります。
また、商品が梱包された段ボール自体が汚れている場合や、しゃがんだり立ち膝をしたりすることもあるので汚れる要素は多くあります。
女性の茶髪やネイルは?
コンプライアンスがうるさくなった世の中ですし、女性の髪色やネイルの1つ1つに注意することはありません。
しかし、商品を持ったり運んだりするピッキング作業ではネイルは不向きです。
商品を傷つける可能性も否めませんし、大事な爪も傷んでしまう可能性があります。
商品を傷つけてしまったら廃棄処分にするなどロスもあります。
ピッキング作業・倉庫作業の基本的な服装

基本は私服でOKだけど作業着が最適
会社からの特別な指定や制服がない限り、私服で作業して問題ありません。
しかし、長袖、長ズボンを着用して肌をなるべく露出しないようにしましょう。
倉庫の大半はダンボールを使用しますので、肌を切ってしまわないようにするための対策です。
私服にそこまでお金をかけるのもナンセンスなので、ジーユーなどの安い服屋で買っても良いですね。
毎日私服を選ぶことが面倒だと感じる方には作業着をおすすめします。
倉庫はどうしても服が汚れるので、汚れてもいい作業着が最適です。
最近の作業着は以前と比べとてもおしゃれなデザインなので、着こなせば絶対かっこいい!
夏の服装は?
肌を露出しない方が良いと書きましたが、夏の倉庫(特に上の階)はしこたま暑い。
さすがに長袖では厳しいものがあります。
動きやすい服としては半袖のポロシャツが挙げられます。
汗の吸収力に優れ乾きやすいので、汗をかくピッキング作業にピッタリです。
反対に下は足に怪我をしないように長ズボンにしましょう。
冬の服装は?
冬の倉庫はそれはそれは寒い。
外気温と変わらないほど寒い倉庫でのピッキング作業は体調を崩しかねませんので、防寒対策はしっかり行いましょう。
防寒着(アウター)
対策として防寒着(アウター)は必ず着ましょう。
軽量で保温素材(フリースなど)の防寒着は暖かくおすすめで、ポケットにカイロを入れておけば完璧でしょう。
肌着
特に下半身は長ズボンだけだと足がスースーして体が冷えてしまいます。
肌着を履いて熱を逃がさないようにしましょう。
ネックウォーマー
いくら防寒着を着ていても首元が空いていると寒いので、ネックウォーマーを付けて首を冷やさないようにしましょう。
安全靴を履こう
倉庫はフォークリフトやハンドリフトなどの荷役装置や、重たい商品が数多くあります。
フォークリフトのタイヤに足を轢かれたり、重い商品を足に落とすことが十分に考えられるので、安全靴は必ず履きましょう。
普段用に履くスニーカーと遜色ないほどデザイン性が豊かな安全靴も多くありますし、安全靴を履いていたからこそ無傷で済んだ事例が多くありますよ!
フォークリフト操作時にはヘルメットを
フォークリフト免許を取得した方は必ずヘルメットを装着しますよね。
会社から支給される場合もありますが、安物だと大きかったり重かったり肩がこったりとデメリットだらけ。
ちょうど良い大きさで軽いマイヘルメットを購入するのもありです。
商品が頭上から落下した際にヘルメットが守ってくれます。
グローブ(軍手)
ピッキング時に商品を手からすべり落として破損させないように、グローブを着用しましょう。
軍手でも良いですが、滑り止めつきの軍手が必須です(ゴムのイボイボ)
さらに軍手よりも手や手首にフィットして滑りにくい専用グローブが望ましい。
商品を破損させないための肝となるアイテムです。
ピッキング作業であると便利な持ち物
ピッキング作業時に持ち歩くと便利な物を挙げていきます。
ウエストポーチ・腰袋
ダンボールやPPバンドを切る際に必ず使うカッター、ピッキング作業時にリストにチェックするために使うボールペン、検品時に使う検品機(端末)など、倉庫作業には持って歩かないといけない物が多くあります。
全てポケットに入れてはかさばりますので、ウエストポーチ(腰袋)をベルトに引っ掛けておきましょう。
ボールペン
ボールペンは説明不要ですね。
倉庫作業云々の前に仕事をする上での基本です。
会社で用意してくれる場合が多いので、よほど自分好みのボールペンがある場合は購入しても良いでしょう(人によってこだわりが出る)
荷ほどき専用カッター
PPバンドを切って荷ほどきをする専用のカッターです。
普通のカッターよりもPPバンドに特化しているので、作業時間短縮につながります。
番外編:水筒
ピッキング作業は商品によってはかなりの重労働になりますので、作業中は大量の汗をかきます。
1回1回自販機やコンビニで飲み物を購入してはお金がかかるので、水筒を持参して節約する人が多いです。
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まとめ
ピッキング作業に必要な服装をご紹介しました。
倉庫で作業する前に必要な装備を整えてから挑みましょう。
ロジスティスクスペシャリストのはゆま(@mshayuma)がお送りしました!

こんばんは、今はロボットが自動で倉庫の棚に製品や商品を入れる会社もあるようですね。TVで横浜だったかにある通販大手アマゾンの倉庫でのピッキング作業を見ましたがとても大きな倉庫で驚きました、繁忙期では無かったのか急いでいる感じが全くありませんでした。
視察で自動倉庫見たことあります。
それはそれは我々の仕事を取って代わられるほどの自動ぶり・・・。
Amazonならめちゃくちゃでかい倉庫じゃないとダメですね。