はゆま(@mshayuma)です。
公文式で計算が倍速くなりました。
僕は小学1年生から6年生の6年間、公文式に通っていました。
公文式に通うことで暗算が倍速、いや3倍速になり得意になって、学校では一番計算が速い生徒として少し有名になったりしました。
そんな効果があった公文式ですが、「何歳からはじめていつまで通うのが適正なのか?」と考える親御さんが多いようです。
そこで今回は公文式に通うべき適正年齢をご説明します。
また、公文式に通ったからこそ今活かせている能力もあると思いますが、6年間も公文式に通えば幼いながらも公文式のメリット・デメリットがわかるってもんです。
公文式について語ってもいいよなぁ!?


さくさくっと目次
公文式とは?

出典:http://hktext.blogspot.jp
公文式とは公文公(くもん とおる)さんが始めた学習指導法のことを指し、小学生を中心に広く受け入れられ現在は日本だけでなく、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ、東南アジア、韓国、台湾、香港、中国大陸、アフリカ、オーストラリアなど48カ国・地域に教室を展開している。教室数は、日本国内に約16,800教室、日本国外に約8,100教室。生徒数は、日本国内148万人、日本国外293万人。また、日本国内指導者数は14,600人。(ともに2011年3月現在)
引用:wikipedia
週に2回ほど通塾し、与えられたプリントを解いて講師が採点、間違った箇所を自分でもう1度考え再度解くというのが基本的な勉強スタイル。
僕が通っていた教室は一般家庭の2階で大きな和室の床に座って勉強しました。
他の学校の生徒、幅広い年齢の子供たちと一緒に公文式のプリントを解いた記憶があります。
教科は何種類?
教科は国語、算数(数学)、英語の3種類です。
公文式といえば数学のイメージが強いと思いますが、僕が小学生の時からすでに3科目を採用していました。
算数は計算問題、国語は書き取り・読解力、英語は読み書きがメインです(小学生の場合)
3科目しか採用していない理由は、
国語と数学は、他の教科を学ぶときにも必要な、物事を理解したり表現したりする道具となります。英語もまた、ますますグローバル化する社会での世界の共通語的な言葉で、さまざまな国の文化を吸収し表現するための道具となります。いわゆる「読み書き」(国語・英語)と「計算」(算数・数学)です。 この算数・数学、英語、国語の教科を材料として、自分で学ぶ経験をさせながら、「高い基礎学力」と「自分で学ぶ力(自学自習力)」とを同時に養うのが公文式です。
引用:日本公文教育研究会
要するに国語、数学、英語を勉強すれば他の教科を学ぶための土台になるよ!ということですね。
僕の個人的な意見を述べさせてもらうと、勉強の土台は強化別に養うべきであり3科目で全科目の土台作りをするのはやや厳しいかなと感じます。
ただ、公文式で採用している3科目のみの基礎知識や自習力を養うことに関しては優れた学習法だったと大人になって思います。
公文式は3歳から小学生まで、中学生以降はおすすめできない

公文式は0歳から高校生以上までの年代(学年)別にプログラムを用意しています。
- 0~2歳
- 3歳
- 年少
- 年中
- 年長
- 1~2年生
- 3~4年生
- 5~6年生
- 中学生・高校生
- 大学生・社会人
年齢別に幅広いプログラムがありますが、通うのであれば小学1~6年生の期間をおすすめします。
上述した通り、公文式は「高い基礎学力」と「自分で学ぶ力(自学自習力)」を養うことを目的としています。
この2つの力を養うべきタイミングは間違いなく小学生であり、中学に入学してしまってからでは基礎知識を養うことはハードルが高い。
小学生のうちに力をつけて中学以降の勉学を有利に働かせるために通うのが、公文式を最も有効活用できるモデルケースだと考えます。
中学生になると取り扱う教科も増えるので、家での独学(予習復習)に自信がない場合は全科目を指導してくれる別の塾に通い勉強の仕方を切り替えるのが理想ですね。
実際に僕は公文式を小学6年生まで続け、中学からは別の塾に通った経緯があります。
小学生の時に公文式で培った基礎学力というベースにより、中学校の勉強にもスムーズに入れることができたので、公文式のありがたみを感じました。
反復して勉強させる公文式のスタイルは小学生にこそぴったりな勉強法と言えますね。
体験談から語る公文式の評判・メリット

暗算がすこぶる速くなった
公文式に通った誰しもが実感するであろうメリットは計算スピードの向上でしょう。
小学生当時、クラスで公文式に通っていたのは僕のみでした。
「掛け算の計算問題30問をいかに速く解くテスト」を算数の授業でほぼ毎日やりました。
公文式は計算問題に圧倒的な重きを置く指導法なので、毎日反復してプリントをこなすことで得る暗算能力は並大抵ではない。
クラスで1番最初に30問を解くのは何度やっても僕でした。
このスピードは社会人になっても活きていて、仕事で数字を扱う際に力を発揮できています。
漢字の読み書き
漢字の読み書きも結構なボリュームをプリントでやります。
毎日やるので誰よりも早く漢字を覚えたし、誰よりも漢字に強くなりました。
小さい時から漢字に慣れ親しんでおくと大人になっても忘れることがありません。
社会人になると、会社の同僚や上司が漢字に弱いことに気づきます。
「え・・・、この漢字間違うの・・・?」なんて思ってしまうことも。
関連記事:なぜ以外と意外を間違えるの?大人が間違う「イガイ」の意味と使い方
「ネプリーグ」を見ていても簡単な漢字を間違うインテリ芸能人を見て、「これでインテリかよ!」とツッコミを入れてみたり。
幼いころに反復したことは大人になって活きてくるんだなと学びました。

講師の教え方が丁寧
算数は計算問題のみですが、難易度が上がってくるとどうしても解けない問題もちらほら出てきます。
困った時に講師に質問すると、答えではなく答えまでの導き方を丁寧に教えてくれました。
わかるまで説明してくれる優しい講師ばかりでした。
体験談から語る公文式の批判とデメリット

応用問題の対応力
公文式は計算問題をメインとした学習法なので、計算スピードは向上するものの応用問題への対応力の向上にはあまり期待できません。
野球で例えるならばストレートにはめっぽう強いけど、緩急をつけた変化球が来たら打てなくなるバッターのような。
さらに例えると、
「1+1」という計算式はすぐに答えられるけど、「太郎くんはりんご1個持っています。花子さんもりんご1個を持っています。2人のりんごを合わせると何個ですか?」みたいな問題になると頭がついていかなくなることが多々ありました(例えが雑・・・)
反復して行う計算式への対応は人一倍できるようになりますが、問題文が長くなる応用問題になると計算式を自分でどう組み立てていいのかわからない状態に陥りました。
応用問題への対応はまた別の土台作りが必要となりますね。
月謝がやや高い
公文式の月謝は1教科につき、
- 幼児・小学生 6480円
- 中学生 7560円
- 高校生以上 8640円
もちろん習う科目が多くなればなるほど月謝は高くなります。
小学生でも3教科を習えば2万円近くかかることになるため、やや月謝は高いと感じてしまいます。
また、英語学習開始時には専用リスニング機器「E-Pencil」を6480円で購入しないといけないなど、月謝以外にも費用が発生する場合があります。
知識の土台作りや学習習慣をつけるために通わせることを考えて、月謝に納得してから通わせましょう。
「くもんストア」の教材
現在の公文式は「くもんストア」で多くの教材や玩具を取り扱っています。
僕が通った頃にはこういった教材がなかったので時代の流れを感じます。
子供向け教材を紹介していきたい。
くもんの日本地図パズル

出典:Amazon
都道府県の立体パズルで遊ぶだけで地理や各都道府県の大きさ(ある程度の面積)を覚えられるという教材です。
最初は8つの地方別に色分けされた「基本ピース」で学び、ある程度覚えたら全て同じ色の「発展ピース」でチャレンジするという流れ。
見るだけではなく日本に触れて学べる楽しいパズルです。
対象年齢は5才から。
くみくみスロープ

出典:Amazon
19種類のパーツを組み合わせて下までボールが転がるようにコースを作る立体パズル。
作り上げる達成感やコース作りでの集中力、創造性を養います。
付属の作例集を見ながら作っていき、慣れてきたらオリジナルコース作りにチャレンジする。
Amazonベストセラー、対象年齢3才から。
スタディ将棋

出典:Amazon
藤井聡太六段人気の影響からか売り切れるほど人気のスタディ将棋。
いたって普通の将棋盤ですが、面白いのは駒に動かすことが出来る方向が矢印で示されているので、ルールがわからない子供や初心者でも簡単に将棋を楽しむことが出来ます。
矢印が入った駒って斬新ですよね。
将棋のニュースが頻繁に流れるようになった今、将棋を始めたいお子さんも多いことと思います。
そんな時に最適な将棋盤ですね。
対象年齢5才以上。
スタディめざまし

出典:Amazon
時計を読むことが苦手なお子さん向けの玩具。
短針長針それぞれの色と同じ数字を読めば現在の時刻がわかってしまう優れもの。
朝起きた時やご飯を食べる時に時計を読む癖をつけて楽しく時計の読み方が学べます。
小学校入学前に購入するご家庭が多いです。
対象年齢3才から。
まとめ
昔を懐かしんで書いてみました。
僕が初めて公文式の教室に足を踏み入れたのが小学1年生。
母と講師に「通ってみる?」と聞かれ、幼心に「断りにくい雰囲気(大人に囲まれるプレッシャー)」を感じて通うこととなりました。
プリント量も多く大変な思いもしますが、通っていたからこそ基礎知識を身に着けることができました。
ネットさえあれば先生入らずで勉強ができる世の中になりましたが、昔ながらの公文式なんてのも風情があって良い。
無料の教室見学もありますしお子さんを塾に入れようと悩んでいる方は公文式公式サイトを見ていただければと思います。

こんにちは、ここに通っていても大学、特に難関と言われる国立大に進むなら受験に特化した所が良いのでしょうか?例のタレントになってしまった塾講師の居る所とか多分この公文式と同じ人の名前の所とかは大学受験には強いのでしょうか?
国立大に進むならソレなりの塾に行かないとダメだと思います。
公文式はあくまでも基礎学習の力をつけるところだと思います。
力をつけて次の塾にステップアップしたいところです。
そう言えば数学や理系の教科に特化した進学塾って聞きませんね
やはり日本は全教科をまんべんなくやるスタイルなのでしょうか?