システムエンジニアはきつい仕事である。
SE(システムエンジニア)の仕事は大変!という意見を耳にします。
僕の経歴をご紹介すると、SEを数年経てから物流業に転身した異色の経歴の持ち主です。
物流業はもちろん体を使うこともあり、体力的にはとてもつらい業界ではあります。
しかし、精神的な負担を考えればSEの方がよっぽどきついです。
僕は文系出身のSEということもあり、苦労が耐えなかった。
今回は、文系SEだった僕の苦悩とSEの仕事がきつい?ということを振り返ってみてもいいよなぁ!?

さくさくっと目次
まずは僕の経歴から
プロフィール欄にも書いてありますが、僕は大学では法学部で法律を学んでおりました(といってもやる気はまったくなかった)
完全な文系人間で国語・社会・英語などの文系科目の成績は学年でも上位でしたが、一方で数学や理科などの理系科目は文系科目と比べやや劣る成績でした。
数字が死ぬほど嫌いでしたw
しかしながらWindows95の時代からPCに触れて、PCが好きだったという安易な理由でSEを目指すことになります。
SEの就職が有利になる資格を取るために、専門学校に入学して勉強するものの、毎日2進数や16進数の数字だらけの勉強には苦労したものです。
0と1しかない世界ですから、もうね、窮屈で仕方なかった。
2!って言いたかったよなぁ!?
システムエンジニア(SE)は何がきつい?
システムエンジニア(SE)は上述の通り、きつい仕事です。
何がきついは以下。
帰宅が遅い、深夜が当たり前
常に帰宅が遅いというわけではありませんが、新システム開発やリリース直前のテスト時期などは深夜までの作業が当たり前でした。
テスト時に発覚するバグを修正するコンパイル作業では、深みにはまると何が原因でバグが発生しているか解明するのに時間がかかります。
日々深夜に帰宅して翌日また勤務を繰り返すと、脳も疲れて良いアイデアなんて浮かびません。
精神的に追い詰められる
開発中のシステムがリリースされる直前は精神的に追い込まれ生きた心地がしません。
テストを何度も重ねても本番のデータ(生データ)で稼働させると予想だにしないバグが発生したりもします。
完璧なテストをしているにも関わらず、「本当に大丈夫なんだろうか・・・」という不安がつきまといます。
システムトラブルは冷や汗もの
予想だにしないアクシデントでシステムが全てストップした時は冷や汗ものです。
会社から遠く離れたクライアントのもとを訪れ、謝罪とともにストップした原因を探る。
クライアントの「早くしろ」という無言のプレッシャーが背中がグサリグサリと刺してきます。
システムエンジニアは体力よりも精神をすり減らす仕事です。
休日にも頻繁に電話が鳴る
自分が設計したシステムなので、上述のようなトラブルがあった時には真っ先に連絡がきます。
それが休日であっても関係なく。
旅行などもなかなか行きにくい。
年収が高い?
システムエンジニアの平均月収は30~40万円と言われていますが、僕はそんなにもらったことはありません。
中小企業に勤めるシステムエンジニアにとっては平均から半額くらいといったところで個人差が大きい職種です。
残業や徹夜当たり前で低収入だと正直割に合わないと感じてしまいます。
SEになるために取得したい国家資格と合格率
IT系資格で最もメジャーな国家資格は、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験です。
平成26年度の受験者は基本情報技術者が10万879人(合格率23.7%)、応用情報技術者が6万2,746人(合格率20.2%)でした。
引用:https://www.internetacademy.jp/it/
プログラマーやSEを目指す人であれば、基本情報技術者試験くらいは取得しておかなければなりません。
僕も基本情報技術者を取得したところ、就職にとても有利に働きました。
文系出身の僕にとってこの試験は難易度が高く、恥ずかしながら不合格になった経験もあります。
合格率は毎回前後しますが概ね20%ほどで、5人に1人は受かる超難関とは言えない試験でしたが、数ヶ月の期間を勉強に費やして合格しました。
採用試験では、この資格を持っていないだけで門前払いする企業もあるし、入社してからは出世に関わる資格です。
ベンダー資格を数個取得するよりも国家資格を1つ持っている方が間違いなく有利です。
資格手当を出す企業もありますしね。
僕は手当をもらっていませんでしたがw
基本情報技術者試験については必勝法も今後ここで書いていきたいですね。
システムエンジニアとして入社して困ったこと
学生時代に習った言語と言えば、当時注目されていたJava、C言語、C++がメインでした。
しかし、僕が勤めた会社のシステムで採用されていた言語がCOBOLという古い言語。
COBOL(コボル)は、1959年に事務処理用に開発されたプログラミング言語である。 名前は「Common Business Oriented Language」(共通事務処理用言語)に由来する。
引用:Wikipedia
内定をもらって数ヶ月経過したある日、「COBOLを使っている」と聞いた時は「なにそれ?なんか美味しそう」くらいの印象でした。
それほど無知な言語。
卒業研究で独学でCOBOLを勉強したため、会社に入ってからでもある程度は対応できました。
「COBOLはもう死んだ言語で時代遅れ」という声が聞こえてきますが、日経BP社の記事にこんなことも書いてあります。
銀行や保険会社といった企業では、COBOLで書かれた数千億行のコードが現役で動いている。ビジネス上の取引のほとんどは、今でもどこかでCOBOLの処理が使われている。だが、現在もCOBOLを教えている大学はほとんどない。したがって、経験豊富なCOBOL開発者の年齢層は急速に上がっている。定年が迫るCOBOL開発者が増える中、COBOLの技能を持つプログラマーが不足することは必至の情勢だ。
引用:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/16/042000033/042000001/
これからの時代はコボラーが不足するとな?
誰か俺を月100万円で雇わないかぁ!?
プログラムの中身を見たことのない方に簡単なCOBOLのプログラムコードを説明すると、
IF A=1 THEN
DISPLAY “1だよ!”.
END-IF.
もしAの値が1ならば、画面上に「1だよ!」と表示するという意味です。
本当に簡単すぎるコードしか書いていませんが、英語で簡単だしわかりやすいでしょ?
しかし、長いプログラムになればなるほど修正やテストがややこしくなり、どこでエラーになっているかを探すことが難解となります。
僕のように困惑することがないように、勤め先がどんなプログラム言語を扱っているかを調査することが重要です。
文系SEは大変!?でも・・・
文系を専攻していたということもあり、苦手な理系の勉強はかなり苦労しました。
しかし、人間は慣れる生き物です。
毎日勉強していけばなんとかなりますw
スタート段階では毎日パニックの連続ですが、数ヶ月もすれば慣れます。
「習うより慣れろ」の精神が重要です。
SEに必要なスキル
自分が設計したプログラムを派遣プログラマーにも任せることもあるので、マネジメントやリーダースキルが必要になります。
要望や意見もしっかり伝えないととんでもないプログラムが出来上がることもw
要望を取りまとめるために他部署の人間と頻繁に対話を重ねる必要があるため、コミュニケーション能力も大切です。
また、当たり前ですが、プログラミングスキルが最も重要になってきます。
プログラミングのプの字も知らない人ではSEは成り立ちません。
昨今ではネットスクールでプログラミングを学ぶ人が増えています。
独学では時間がかかるため、スクールを活用して1言語でも良いので飛びぬけたスキルをマスターしたいところ。
実績があるネットスクール
システムエンジニアきつそうだけど・・・やってみたい!という方へ
しんどいという前評判を聞いてもSEになりたい人って多いと思います。
結局はパソコンやIT系が大好きな人が続く職種だと感じます。
好きなことであれば、夜遅くまででも頑張れると思いませんか?
僕の周りもそうでした。
IT関連が大好きだから精神的にきつくても続けられる人が多かったです。
PCのことになると目を輝かせる人っているじゃないですかw
そんな人には天職だと思いますよ!
だから僕は頭ごなしに「やめとけ!」とは言いません。
そっち系が好きならばSEを目指すことは大いにありです。
僕は「そこそこ好き」レベルだから向かなかったですがw
やる気と好きな気持ちがあれば続くので頑張りましょう!

こんばんは、SEの人は自分が組んだプログラムが搭載された飛行機には乗らないそうです、やっぱりバグやエラーが恐いからでしょうか?
まじですかw
初耳ですw
バグなんて予期せぬことですからねぇ。
今日は久しぶりに気合を入れて書きました。
4000文字くらい書いてます。
しかし、400PVに達せず失意のどん底ですw