
愛犬
僕がまだ実家にいる20歳の時、
自分で犬を買いました。
パグが前々から大好きで家族は「普通」の犬がいいと言っていましたが、
自分の意見を押し通してパグにしました。
それから15年の時が経ち、7月17日1時30分ごろに息を引き取りました。
会社で仕事をしていたら母親から亡くなったとメールが来ました。
僕は会社にいたので、仕事が終わったらすぐ会いにいくと返信。
しかし、母親からの返信には「もう火葬車が来る」と。
すぐに火葬する理由は、夏で暑いため、早くも腐敗が始まっていたためらしいです。
姉からも「今から実家行ってくる」とLINEが来ました。
僕は事務所で泣くのを堪えていました。
俺が飼い始めた犬なのに、
なぜ俺だけが最後の姿を見てあげられないんだと葛藤していました。
仕事中だからなんとか切り替えて仕事をしました。
定時にすぐ会社を出て、奥さんを連れて実家に向かいました。
実家に着くと、おじいちゃんの骨壺の隣に愛犬の小さな骨壺がありました。
骨を少し分けてもらいました。
分けてもらっている間、変わり果てた愛犬の姿、
15年の年月と思い出が一気に脳内をよぎり、
家族の前で号泣しました。
僕は20歳の頃、ちょうどうつ病にかかっており、
一番つらい時に一緒にいてくれたのが愛犬だったので、
感謝もしていたし弟のように思っていました。
人生で初めてペットと呼ばれる家族を失った悲しみを知りました。
現在、デグーという2匹のネズミを飼っています。
もっとかわいがってやりたいと思います。
しばらくは愛犬のことを引きずるかもしれませんが、
なんとか頑張っていきたいと思います。
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